本人と「話ができない」と思ってませんか?

【第41号】本人と「話ができない」と思ってませんか?

ひきこもっている本人と、お家でどんな感じでお話されているのかと
ご家族に様子をお聞きしていると
「なかなか話ができないんです」と言われることがあります。

あいさつに反応するとか
同じ食卓について食事中に家族の話を聞いてくれるとか
家族からのちょっとした頼みごとに対応してくれるなど
少しずつ本人との接点が回復してくると
家族としては、次は「これからどうするのか」など
自分の思いを話して欲しいと思われるようです。

こういった踏み込んだ話ができないと
「自分のことを話してくれない」「話ができていない」と
感じられるのかなと思います。

私達から見ると、そういうとても重要な話をするのは
特別な時ではないのかなと思っています。

人によるとは思いますが
身近にいるひきこもり経験者に聞きてみても
そんな話はめったにしないで
年に1回くらいにして欲しいと言っていました。

日常的な世間話みたいなことや
ちょっとした声かけに反応してくれる
頼みごとを聞いてくれる
「話せるようになる」というのは
そういった内容でも十分だと思っています。

いつ踏み込んだ話を切り出そうかと身構えていると
本人との間に緊張感がただよってしまうかもしれません。

家族の中で気負わず話ができる
そんな雰囲気になれることが大切ではないかなと思います。

そのためにも、天気の話やテレビの話題でもいいので
日常的な世間話をしてみたり
小さなことでもいいので頼みごとをしてみたり
(対応してくれたら、ありがとうの一言を添えてください)
気負わず、声かけの働きかけを続けてみてもらいたいと思います。