【第39号】お父さんとの関係

私達が関わりのあるお家の状況は
お父さんとお母さん、そしてひきこもっている本人という形が多いのですが
お母さんと本人との関係性はとれていたとしても
お父さんとの間には隔たりがあるということが多いなと感じています。

例えば、お父さんとは話をしない
なにかあってもお母さんを介して意思を伝える
顔を合わせないように生活時間をずらして行動している
といった感じです。

お父さんご自身は会社で働き、家族を支えているという立場から
経済的な自立や社会的な役割に重きをおかれ
この状態ではいけないと、より強く感じておられるのかもしれません。

そういった思いが、時に厳しい言葉などになってあらわれ
本人にとっては責められるという感情を生んでいるのかもしれません。

本人のことを心配してというお気持ちはよくわかります。

ただ、正論やこうあるべき論を伝えたとしても
本人は責められている、そんなことを言われてもできない
親に思いにこたえられない、自分は駄目な人間だ
といった思いを強くしがちです。

次第に隔たりが大きく、深くなっていく
そんな状況を引き起こしたりもします。

まずは、本人となにげない会話ができる関係性を保つため
あいさつなどの声かけや世間話などを意識してもらえたらと思います。

よく例えられるのが、親戚の子を預かって一緒に生活している
そんな感覚で接してみるといいと言われます。

そして、本人に対して、心配や思うことがあったら話を聞くぞという
姿勢をもって待っている、そんな感じが大切かなと思います。

一方、お母さんは間に挟まれ大変なこともあるかもしれません。
もし家族の中で隔たりがあるとしたら、やはり悲しいですよね。

もし、本人が自分の気持ちを少しでも話してくれているのであれば
こんな風に思っているとお父さんにも伝えてみてもらえたらと思います。

例えば、親が心配しているというのは分っている
働いて欲しいと思っているのは分かるが、自分の今の状況では不安しかない
自分の思いをまずは否定せず聞いて欲しい
といったこんな風に考えている、こういった対応をされるとつらい
こうして欲しいといった部分です。

どんな風に話しかけたらいいか分らないというのは
お父さんも一緒かもしれません。

このメルマガのバックナンバーなども見ていただきながら
一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

お母さんだけが本人と関わっているという状況よりも
家族の中でチームみたいになれるといいなと私たちは思っています。