【第38号】本人から責められるつらさ

私達が関わりのあるお家の状況は
本人と家族が顔を合わせることもないというものから
家の中では普通に過ごしているというものまで、さまざまです。

そんな中で家族が特につらさを訴えられるのは
本人が家族を責めるような言動をとっている時が多いかもしれません。

「こんなことになったのは親のせいだ」と言って
責められるのは、とてもつらいことだと思います。

うらみごとのように過去のあれこれを訴えてこられることもあります。

「登校したくないと言ったのに、無理やり学校に行けと言われてつらかった」
「こんな進路選びたくなかったのに、自分の意思とは関係なく決められた」
「あの時の言葉にひどく傷ついた」など

親としても、その時は悩みながら精一杯の対応をしていたり
本人がそんな思いを抱えていたなんて想像できなかったという
状況があったりします。

ひきこもり経験者に聞いてみると
その時は、責めずにはいられない怒りや混乱があり
そして、このつらさを分ってくれるのではないかという期待もあって
怒りをぶつけていたと言っていました。

気持ちを一度吐き出さないと整理できなかったり
わかってもらえたと実感しないと、乗り越えられないということもあります。

家族としては本当に辛いことだと思うのですが
「でも、あの時は決めたのは自分でしょう」
「今更そんなこと言ってもどうしようもないでしょう」などと
言いたい気持ちを押さえて
まずは、本人の訴えをしっかり聞いて欲しいと思います。

「そうだったの」「あの時、辛かったんだね」などと
相づちやおうむ返しなどを返してみたり
「その時はお母さん、気づかなかったけど
そんな風に思ってたって今聞いてわかったよ」と
受け止めたよと伝えて、聞いてあげて欲しいと思います。

責められる期間が長くなると、いつまで続くのかという気持ちになると思います。

辛い時はどうか家族も苦しさをどこかで吐き出してください。
もし支えてねットワークがお役に立てるようなら話に来てください。

家族の苦しさを少しでも分け合えたら嬉しいです。