【第37号】心配な気持ちはぐっと我慢

本人となかなか話ができないという状況の場合
なにを考えているのかわからなくて
家族としてはとても心配なお気持ちと思います。

やっと顔を合わせることができたら
ここぞとばかりに、心配なことを本人に伝えよう
なんてこともあるかもしれません。

本人は触れてほしくない部分に触れられると
反発したり、無視したり、その場から去ったり、物にあたったり
といった行動に出たりします。

そういったことが積み重なっていくことで
本人がもっと家族との接触を避けるようになったり
家族が腫れ物に触るような対応をするようになってしまったり
といった影響がでることもあります。

家族としては、将来のことを心配して
「これからのこと、どう考えてるの?」
「収入がなくて困るのはあなたよ」
「親はいつまでもいるわけじゃないんだから」
といった言葉をかけられるかもしれません。

心配されておられるお気持ちはよくわかります。

でも、自分に自信がなかったり、失敗するのが怖かったり
どうやったら一歩が踏み出せるかわからない
そんな気持ちの状態のときには
たとえ心配な気持ちからの言葉だとしても
責められているように感じてしまいがちです。

そんな言葉を聞きたくなくて
ますます距離をとったり、反発したりしてしまう
そんな状況が起きていることは、とても多いと感じています。

ネガティブな行動が起きた時こそ、その時どんな言葉がけしたとか
前後の状況を振り返ってみてもらいたいです。

それは、今は踏み込んでほしくない部分
家族には触れられたくない部分だったのかもしれません。

本人から話せるようになるまでは、そのあたりには触れず
心配な気持ちはぐっと我慢して
当たり障りのない会話を心がけてみてほしいと思います。

もしかすると、話しかけても本人からの反応や返事がないということも
あるかもしれません。

反応や返事がないと、話しかけられるのは嫌なのかなと
思ってしまうかもしれません。
でも、続けていくことが大切なので
めげずに取り組んでみていただきたいと思います。