【第36号】生きづらさに気づく

先日、山口市のひきこもりの相談機関などが
集まっての勉強会がありました。

ひきこもっている本人にご家族がどう関わっていけばいいのか
そして、そのご家族をどう支えていけるか
そういった内容の勉強会でした。

本人の行動の部分だけ見ると「なんでこんなことくらいで」と
思うことってあると思います。

例えば
・親が本人の部屋を掃除すると怒る
・自分の方を見て何か言っている人を見て、自分の悪口を言われていると言う
・ささいな音が気になってうるさいと言う

家族からすると、些細なことでも
本人にとっては大問題ということがあったりします。

・親が本人の部屋を掃除すると怒る
→ものが定位置にないと落ち着かない

・自分の方を見て何か言っている人を見て、自分の悪口を言われていると言う
→過去の嫌な記憶を思い出して、フラッシュバックが起こる

・ささいな音が気になってうるさいと言う
→聴覚過敏で小さな音も耳元で鳴っているように聞こえてしまう

そんな周囲からは分かりづらい、でも本人にとって大問題なこと
私達はその部分をよく「生きづらさ」と表現します。

「生きづらさ」は人それぞれ

行動の部分に焦点をあてて
「こうした方がいいでしょう」
「そんなこと気にしなくていいよ」と言われても
その背景には本人なりの理由があるため
「そう言われてもできない」といった感情を生んでしまいがちです。

それよりも、○○という背景があるからできないんだと
その背景の部分を理解してもらえると
そのことによって本人と家族との関係性がよくなり
いい方向へ動き出すきっかけになると感じています。

「なんでこんなことくらいで」と思うことがあったら
ちょっとその背景を気にしてみてもらえたらと思います。

そして私達は、ご家族が本人の生きづらさに寄りそえるよう
支えていける支援機関でありたい
そんなことを考えた勉強会でした。