あんまり返事が返ってこない人とはどう話そう?

【第23号】あんまり返事が返ってこない人とはどう話そう?

前号に引き続き、和の家でどんなふうに
利用者さんと接しているかを
お伝えしていこうと思います。

和の家に来られる人の中には
ほとんど話をしない人もいます。

緊張していたり
何を話したらいいか分らないと思っていたり
人の中にいることに疲れていたり
人によって背景は様々です。

話しかけても「はい」くらいの返事のことも
多いです。

話すのが苦手な人には、最初は「はい」「いいえ」で答えられる
クローズドクエスチョンで話しかけていきます。

「外は暑かった?」「昨日はよく眠れた?」とか。

キャッチボールが何度かできたら
「どうだった?」「どうしたい?」といった
自由に答えられるオープンクエスチョンでも
聞いていきます。

答えにくそうなら「AとBだと、どっちの感じ?」
と切り替えたり、じっくり待つこともあります。

話題は天気や今日の体調、過ごし方など
当たり障りのない日常のことなどが多いです。

そのまま話が進んでいくなら
流れに合わせていきますが
そんなに反応が返ってこないときは
負担にならないように
さくっと切り上げたりもします。

作業しながらとか、ついでのように話しかけ
重たい雰囲気にならないようにも
心がけています。

また、口数は少なくても
他の人の話はよく聞いていたりします。

他の利用者さんとの話で
関連するような内容の時は
あえて周りに聞こえるように
話すということもあります。

卒業していった利用者さんに聞いてみると
そういった何となく耳に入ってきた話が
実は参考になっていたという意見もありました。

面と向かっては話しにくくても
何かしながらとか、ちょっと聞こえてきた
なんてやり方も、あまり話をされない人には
ありなんじゃないかと思っています。