実際、どんなふうに接しているの?
【第22号】実際、どんなふうに接しているの?
これまで本人への接し方など
いろいろと書いてきましたが
では、和の家(支えてねットワークが運営する居場所)では
どんなふうに接しているのか
なんてことをお伝えしていきたいと思います。
まずは挨拶
そして、なにか一言添えています。
「髪切ったね」なんて変化のある時はもちろんですが
天気のことや、体調をねぎらう一言など
本当に些細なことを添えています。
最近だと「雨だね」「暑いね」
「来るときは雨大丈夫だった」とか
返事が「はい」だけでも気にせずに
「ならよかった」とか「大変じゃったね」とか
話しています。
新聞記事から「こんなことあるんじゃね」と
つぶやいたりもします。
周囲から反応がなく、独り言になっても
気にしません。
日によって利用される人数は違いますが
今は5~6名のことが多いです。
作業などのプログラムもありますが
何もせずゆっくり過ごすこともできます。
今だと畑作業などが多くなっています。
暑い時期なので、体力的にも大変です。
でも作業した後は、疲れたけどやりきったという
ちょっとした達成感があります。
「こんなに作業できたね」「がんばったね」とねぎらい
「ありがとう、助かったよ」と感謝の言葉をかけます。
家族だと、やって当たり前という感覚になっていて
そういう言葉がけは少ないかもしれませんね。
ひとつひとつは当たり前で些細なことです。
でも、和の家に来た当初は、人と話さず
ごろんと横になって過ごすだけだった人が
作業に参加し、他の人にねぎらいの言葉を
かけてくれるようになったりと変わっていかれます。
家の中でも、まずは些細なことを
積み重ねていってみていただけるといいなと思います。