親子のほどよい距離その3

【第13号】 親子のほどよい距離その3

家族と本人の距離感は
近すぎず、遠すぎずの距離がいいと
前回、前々回とお伝えしてきています。

近すぎると衝突や反発などにつながってしまい
遠すぎると、本人への必要な関わりも
できなくなってしまいます。

いろいろとお話をお聞きしていると
どちらかというと、距離が近すぎて
困った状態になっていることが
多いような気がします。

近すぎる距離は、衝突や反発につながることもあれば
本人の依存を生んでしまうということもあります。

「本人にまかせておいたら一向に動かない」
家族としては、最初はそんな気持ちから
指示したり、世話を焼いたりを
しておられたのだと思います。

家族にお膳立てをしてもらう状況は意欲が停滞していて
なにもする気が起きない本人にとっては
難しいことは考えなくてもよい楽な状況と言えます。

ただ、そんな楽な状況に慣れてしまうと
自分で決めるといったことを
不安に感じたり、指示を仰ぐことが
あたり前になったりします。

失敗したらいけないと思って先回りして守ろうという
家族の気持ちもわかります。

また、本人にまかせておいたら
一向に動かないということもあると思います。

でも、もしかすると、今はまだ動けない
状況だったり、本人の意思ではない
家族の価値観の押しつけになっているのかもしれません。

小さなことですが、先回りせず、本人の意見を待つ
ということを意識してみていただきたいと思います。

大きな出来事はそうそうないかもしれないですが
日頃のちょっとしたことから
振りかえってみていただければと思います。